2019年5月8日、セブンイレブンはプラスチック製のレジ袋を全廃する方針を発表。
セブンイレブンは、地球に優しい「会社」になりたいのか?
プラスチックごみによる海洋汚染問題に対応してのことらしい。
セブンは、レジ袋のかわりに、紙袋などを上手く利用したいらしい。
以上の事がセブンから発表された。
コンビニ「本部」に対する世間の見方
「24時間営業を続けていくのは、もう無理です。」
こう声をあげた、東大阪のセブンイレブンの加盟店が、人手不足の現状では24時間営業を維持していくのは困難として、加盟店の独断で時短営業を開始。
この加盟店とセブンイレブン本部が対立、「時短営業」は契約違反としてセブンイレブン本部がこの加盟店に対して「違約金1700万円」を請求。
人手不足に苦しんでいる加盟店に対して、24時間営業を維持できないからといって、高額の違約金を一方的に請求するのは、あまりにも「残酷」ではないかとセブンイレブン本部に対して、非難が殺到。
この問題はマスコミでも大きく取り上げられる。
そして、この一連の騒動によってセブンイレブンのブランドイメージは大きく損なわれた。
加盟店に対して厳しい締め付けはセブンイレブンだけの問題ではない。ファミマやローソンも基本的には同じ。
「コンビニ本部が加盟店を締め付けて利益を出している。」
この現実が、コンビニビジネスがブラック企業なイメージを強く印象づけた。
コンビニ本部としては、世間からブラック企業と思われてしまう事はイヤなことだ。この悪い印象を払拭したいはずだ。
セブン環境問題への取り組む!その目的?
海洋プラスチックごみの問題は、マスコミでも大きく取り上げられている。
プラスチックごみは、長期間ごみとして海に残ってしまうらしい。クジラや魚の体内にプラスチックごみが入ってしまったら、魚の体内にごみが残ってしまう、そしてその魚を人間が食べたらどうなるのか?
このように考えると、この海洋プラスチックごみ問題は大問題なのだね。深刻な環境問題だ。
企業もこの問題に取り組むことで、「社会貢献」を必死にアピールしている。ある意味、宣伝だね。
有名なのは、スタバだ。プラスチック製品の削減を取り組んでいる。そして良い企業イメージを獲得することに成功しているよね。スタバ、要領がいいねwこの動きは、トレンドになっているようだ。
この流れでセブンイレブンは、プラスチック製レジ袋「全廃」の発表だ。
「セブンイレブンは、環境も考えている会社ですぜ。」
セブンイレブンは、こう言いたいのだろう。
このように考えると、セブンイレブンの目的は明らかだ。環境問題に取り組む姿勢を「アピール」して、「セブンイレブンはいい会社」と世間に印象付ける事だ。それだけだと思う。
しかし、どうだろうか?
コンビニ加盟店を「契約だけ」でしばり、人手不足の時代にもかかわらず自社の利益のために「24時間営業」を加盟店に強要させているセブンイレブン、この環境問題を世間がどのように評価するのか、気になるところだ。
まとめ
「コンビニは、本部だけが儲かってのだな。」
これは、24時間営業をめぐりコンビニ本部と加盟店の対立の報道をみた、私の友人が言った言葉だ。
コンビニ本部だけが、儲かっている現在のコンビニの状況は、今回の報道で広く知られるようになった。
そして、コンビニ本部にたいする世間の視線は間違いなく厳しくなっている。
「コンビニオーナーを、いじめるなよ。」
こんな声も、聞こえてきそうだ。
そんな中、セブンイレブンが環境問題に取組む。
これは、今までなら称賛されていたかもしれない。
しかし、今回は違うだろう。
それは、人手不足のなかで、24時間営業を維持するためにコンビニオーナーが過重労働になっていることを、世間の人達はテレビで知っている。
セブンイレブンは、メディアに追求されて、コンビニオーナーの負担を少なくする行動計画をだしている。
しかし、コンビニオーナーの24時間営業を維持するための過重労働は現在進行形の問題なんだよね。待ったなしの事態なのだ。
セブンイレブンは、環境問題に取り組むようだが、自分の会社に関わる人達が過重労働で苦しんでいることを無視している。
この現実をどのように理解したらいいのか、誰か教えて欲しい。
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