ローソン社長の竹増定信さん、雑誌「AERA」で連載記事をもっています。この「AERA」、知的な印象をもたれている雑誌ではないでしょうか?
竹増さんの記事を読んでみると「なるほど」と思うことがあると思います、一般の人は。
しかし、コンビニ関係者が読んでみると「?」の部分が多いです。
「?」の部分、元コンビニオーナーの視点からまとめさせてもらおうと思います。
ローソン竹増社長の勘違い
「ローソンは、お客様に喜ばれるために、店舗のトイレをきれいにします!」
竹増さんの雑誌「AERA」の連載中の記事をまとめれば、こういうことを言いたかったのだと思います。
まあ、間違ったことは、言ってないと思います。
しかし、コンビニオーナーからすれば「?」なのです。
それは、なぜなのか?
コンビニのトイレ、維持・管理しているのは誰でしょうか。
言うまでもなく、コンビニオーナーです。
トイレの掃除も維持も決して無料ではないですよね。手間もお金もかかりますし、基本は加盟店オーナーの負担です。
ローソン社長の竹増定信さんがマスコミで「トイレをきれいにする」と宣言したとしても、ローソンから何か掃除道具などの「支援」があるわけではないのです。まったく無しです。
竹増さんは、自分の連載中のAERAで「ローソンのトイレはきれいです!」
と宣言しました。
これは、「ダメ」ですよ。
ローソンの加盟店オーナーは、ローソンの従業員ではないのですから。ローソンの加盟店オーナーは、一応は独立した自営業なのです。
トイレ掃除を「徹底」することは加盟店オーナーに「負担」をかけることなのですよね。
マスコミに一方的に「宣言」するのではなく、加盟店オーナーにまずは一応「お願い」するのが先だと思います。礼儀だと思います。
「加盟店オーナーは、ローソンの従業員みたいのものだ!」
このような、「勘違い」をされているコンビニの本部社員の方が多いですよね。
ローソン社長の竹増定信氏にも、あてはまると思います。
ローソンの「せこい」やり方
コンビニの加盟店オーナーは、ローソンやセブンイレブンなどのコンビニ本部の事をどう思っているのか?
はっきり言います、「せこい」と思っています。
多くのコンビニ加盟店オーナーは、コンビニ本部に対しては、「せこい」と思っているのですよ。
それは、なぜか?
先ほどの、ローソン社長の竹増定信氏の「トイレ掃除、徹底!宣言」を例に説明します。
「ローソンは、トイレをきれいにしてお客様をお待ちします!」
このように、自分の連載している雑誌で「宣言」してしまう訳です、ローソンの社長として。
ここで重要なポイントがあります。
それは、「お客様に喜ばれるために」「お客様のために」と言っていることです。
これは、こう言い換えることができます、
「ローソン本部は、一切お金をださないが、トイレ掃除をしっかりとやってくれ!お客さんも喜ぶだろ?マスコミにも言っとくから!」
こんな感じなのです。
少し上から目線で、コンビニ加盟店オーナーを指導しているつもりなのです。お客さんの目線も大事ですが、加盟店オーナーに大きな負担をかけている事実をまったく意識していないローソンも大問題ですよ。
本当に「せこい」やり方です。お客様ファーストを理由に、加盟店オーナーに負担の押しつけですから。
この「お客様ファースト」を理由に、加盟店オーナーに様々な負担を押し付ける「せこい」やり方が、コンビニでは当たり前になっている感じです。
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