コンビニオーナーの募集広告、「加盟金免除」「サポート体制の充実」などコンビニ経営の宣伝文句が並んでます。
かなり、安心感を与える印象を受けますよね。
いっそのこと、コンビニ経営も「最低収入」を決めて、
その収入を「コンビニ本部」が保証してしまえば良いのではないか?
そのように感じてしまいます。
「コンビニ経営の収入って、どれくらいなのか?」
「コンビニ経営は悪くても、いくらくらい稼げるのか?」
コンビニ経営歴20年の自分が、
自分の経験をもとに、コンビニ経営の収入について、まとめてみたいと思います。
コンビニ経営においては、コンビニオーナーの収入の最低ラインとは?
「コンビニ経営って、売上がよくなくても、
生活していく収入くらいは確保できるんだろうな。」
こう考えている人がいるでしょうね。
また、
「コンビニ経営って、きっとコンビニ本部の経営サポートが充実しているに違いないよな。」
「コンビニ本部は大企業 コンビニ経営は安心感があるな。」
「コンビニ経営はなんとなく安全なのではないかな。」
「コンビニ経営は普通にやっていれば、食べてはいけるだろう、きっと。」
コンビニオーナーの募集広告を見ていると、コンビニ経営は安全な印象を受けるでしょうね。
実際はどうなのか?
コンビニ経営歴20年の自分ですが、
コンビニ経営は、何も「収入面・年収・最低限の生活」などは、保証はされてはないんですよ。
間違いなく、収入面はなにも保証されてはない。何もです!
当然といえば当然です。
コンビニ経営のコンビニオーナーは自営業者ですからね、労働者ではないのです。
労働者は最低賃金が定められています。
労働者は仕事をやめたければ辞める事ができます。
コンビニ経営は、辞めたくなっても、自己都合で辞めることなどはできません。
また、コンビニ経営では、コンビニオーナーがアルバイトの代わりに働いても最低賃金は全く適用されません。
収入面では何も守られてはいないんです。
労働者ではないので失業保険などは当然なしです。
コンビニでサポート体制が充実しているのは開店するまでとも言えます。
開店してしまえば、普通の独立した事業者です。
低収入であろうと、自己責任の世界なんです。
自己責任の世界ですから、コンビニ経営においての、収入の最低ラインは存在しません。
もちろんコンビニオーナーの最低限の収入を保証するような制度もありません。
最低保証制度はコンビニオーナーの収入ではないですね。
赤字経営に陥るケースもある訳ですから
コンビニ経営でコンビニオーナーの収入0円のケース
「コンビニオーナー、今月の収入は0円です。」
こんな悲惨なケース、あり得るのでしょうか?
残念ながらあり得るはなしです。
なぜでしょうか?
コンビニ経営とは、コンビニ本部から独立した事業者だからです。
独立した事業者ですから、基本的にコンビニ本部は「コンビニオーナーの生活」を保証するような事をするはずがありません。
コンビニ本部からしてみれば、「コンビニオーナーの生活」を保証することは、大きな負担となります。「経費」ですよね。
本部も「経費」は使いたくないが本音ではないでしょうか。
利益を追求する事が企業も大切な訳ですからね。
はなしをコンビニ経営に戻しますね。
コンビニ経営は独立した事業者ですから、経費の負担増が収入に大きく影響します。
例えば、コンビニは24時間営業ですからね
24時間分のアルバイトの人件費
非常に大きな経費です。
例えばです。
コンビニオーナーはレジ打ちなどしない!
アルバイトだけで店をまわす!
コンビニ経営をこのようにとらえていたとしたら
それは可能なのか?
もし売上の良くない店舗ではどうなのか?
売上の良くない店舗は利益も少ないです。
当然、経費もあまり使えません。
人件費も使えない訳です。
アルバイトはたくさん雇えないはずです。
それでも、
経営者だからレジ打ちはしない!
と、ではどうなるのか
アルバイト・人件費の使い過ぎ
利益を圧迫
そして、コンビニオーナーの収入が0円になってしまった
このようなケースはありえます。
コンビニ経営とは、自分の収入の事を考えるならば、
アルバイトを雇うのではなく
経営者自身が労働者にもならなければ、ならない訳です。
コンビニ経営「コンビニオーナー」が労働者として働けば生活していけます。
コンビニ経営とは、いかに経費を節約するか。
特に24時間営業のアルバイトの人件費の節約!
これが、もっとも重要な事ではないでしょうか。
コンビニ経営歴20年の自分の一つの答えです。
24時間営業のアルバイトの人件費
ちょっと高めですが
仮に時給1000円だとします、1時間働いて1000円です、
24時間x1000円ですよ!
24000円
24000円の約1ヵ月・30日分ですよ
約72万円ですよ!
アルバイトを一人体制の場合ですからね。
仮にアルバイトを二人体制にしたら、
144万円なのです!
人件費の節約に努める事が、
コンビニ経営における収入の確保につながると言えます。
人件費をいかに切り詰める事ができるのか、
売上のイマイチなコンビニオーナーの生命線とも言えます。
コンビニ経営にとってアルバイトの人件費を切り詰めるとは、何を意味するのか?
経営者であるコンビニオーナーが「労働者」になることを意味します。
コンビニアルバイトの仕事をする訳ですから。バイトと同じですよ。
コンビニ経営歴20年の自分ですが、まわりを見てみると、
労働者として生活されているコンビニオーナーの方が多いですよね。
「アルバイト人件費をうかし生活の収入を確保する。」
紛れもないコンビニ経営の一つ姿です。
まとめ
コンビニ経営のおいて最低でもいくらくらい稼げるのか?
この質問に対する答えは
コンビニオーナーの収入には最低保証は存在しません!
赤字経営もあり得ます!
こんな感じでしょうか。
コンビニ経営は24時間営業のアルバイトの人件費の負担が重く
アルバイトを雇わずコンビニオーナーがアルバイトとして多くの時間を働けばある程度の収入も確保できると思います。
しかし、身体をこわしてしまえば、おしまいです。
競争の激しい業界です。
経費を節約するだけで、収入が安定する訳ではないですしね。コンビニの売上は「はっきり言って運」です。
コンビニ経営の収入は不安定なのです。
「収入を確保するために、たくさんアルバイト業務を本来経営者であるはずのコンビニオーナーが自分の店でやる」
これこそがコンビニ経営の仕事なのです。厳しい現実なのです。
またコンビニ経営の経験者である自分が、コンビニ経営に対する本音をまとめた記事もあります。下の記事もよろしければ読んでみてください。
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